項目 | 内容 |
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特徴 | 皮膚表層を穿孔して生息するヒゼンダニ類である |
症状 | 激しい痒みと乾燥した痂皮形成病変が、耳介内側に最初にみられ、急速に耳、頭部、顔面頚部に拡大する。擦過傷もよく見られる。治療せずに放置すると全身に拡大し、食欲不振、削痩を起こし、死に至る事もある。 |
原因 | ネコショウヒゼンダニ(Notoedres cati )感染によって起こる。多頭飼育の猫やキャッテリーに多く発生する。 |
診断 | 顕微鏡検査(皮膚表層の掻爬試験) |
治療 | 駆虫薬(イベルメクチン、セラメクチン、ドラメクチンなど)、抗脂漏性シャンプー、最低1ヶ月以上の治療継続が必要である。同居猫も治療する必要がある。 |
予後 | 良好である。犬、ウサギ、ヒトへも一時的に寄生する。 |
一般診療