項目 | 内容 |
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概要 | ジャーマン・シェパード・ドッグに多い再発性あるいは難治性深層性膿皮症 |
症状 | 腰仙部、外側臀部、外側大腿部の掻痒を伴う慢性深層性膿皮症あるいは蜂巣炎、まれに化膿性外耳炎、肛門周囲瘻、無菌性足蹠脂肪織炎 |
原因 | 遺伝性、アレルギー性(ノミ、アトピー、食物)、甲状腺機能低下症、エールリヒア症、細胞性免疫不全症など多因子性、または特発性(原因不明) |
好発品種 | ジャーマン・シェパード・ドッグ、ベルジアン・マリノワ、ベルジアン・シープドッグ、ベルジアン・タービュレン、ダルメシアン、ブル・テリア |
診断 | 掻爬検査、細菌培養および感受性検査、ノミ抗原を用いた皮内検査、除去食試験、血清アレルギー検査、皮膚生検、甲状腺検査(T4, f-T4, TSH、サイログロブリン自己抗体測定)、マイトジェン刺激試験 |
治療 | 全身性抗生物質、局所的シャンプー療法、ノミ駆除剤、抗ヒスタミン剤、低アレルギー食、レボチロキシン |
予後 | 基礎疾患を特定できない場合(特発性)は維持抗生物質療法プロトコルを考慮しなければならないことがある |
一般診療